はしか(麻疹)


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  【 症状 
麻疹ウィルスの感染で起き、幼児期に多い。初めはかぜに似ていますが、次第に高熱、発疹、せきがでます。
  【 原因 
麻疹ウィルスの飛沫感染です。はしかにかかっている患者のせきやくしゃみで飛び散りそれを吸い込んで感染します。
感染してから発症するまでの期間は10日間くらいです。麻疹ウィルスはせきや熱の出初めから麻疹3〜4日後くらいです。
 【 かかりやすい年齢 
幼児期に多く、6ヶ月以降の赤ちゃんがかかりやすい病気です。最近では予防接種の普及ではしかの流行が減少しているので、小児時に感染せず成人になって感染、発病する人もいます。
はしかは一度かかると終生免疫ができます
 【 始まりの症状 
熱が出て、ふつうのかぜの症状。初めの2〜3日は38度前後の熱が出て、せき、くしゃみ、鼻水など普通のかぜの症状です。口の中やのどが赤くなって痛みます。結膜炎を起こして、目が赤くなったり、目やにが出たりします。
  
▲コプリック斑・・・・2、3病日頃、ほおの内側の粘膜にコプリック斑という周りに赤く小さな白い斑点が数個見られます。これは、はしかにかかった赤ちゃんや子どもの9割くらいに見られます。体に発疹がまだでていなくても、このコプリック斑があらわれればはしかと診断がされます。この斑点は発疹が出る時期まで続きます
   【 経過 
 3〜4日後には熱は37度台に下がり、再度あがるという独特の発熱パターンになります。この時の発熱は最初の時より高く、39〜40度前後にまでなることがあります。 
      
発疹・・・・再発熱とともにまず耳の後ろや顔に赤いプツプツした発疹がでます。発疹は円形の赤い斑点で、境目はくっきりしていて、4〜5_とややおおきめです。次第に、胸、おなか、背中から手足の先まで、2〜3日かけて広がります。発疹同士がくっついて、まだらになります。 4〜5日たつと暗赤色〜茶褐色に変わってきて、皮膚に色素沈着ができます。色素沈着は1ヶ月くらいで自然に消えます。
        せき
・・・・発疹が出ている4〜5日の頃がもっとも症状が重いです。熱が高く、目が充血したり、苦しそうなせきをします。1週間くらいで熱は下がり始め、回復に向かいますが、せきだけは残る事があります。
    
   【 治療 
麻疹ウィルスには特に有効な薬はないので、症状に応じて解熱剤や鎮痛剤を使います。合併症の恐れがある場合は、入院することがあります。
高熱が出て、体力を消耗する病気なので、家庭では静かな部屋に寝かせ、安静にします。昔は、はしかにかかると、冷やしてはダメ、風に当ててはいけない、などと言われてましたが、あまり気にすることはないでしょう。それよりも部屋の温度が高すぎたり、厚着をさせすぎると、体力を消耗させます。部屋の換気は十分にしてください。
食欲は落ちますが、水分の補給は十分にしましょう。特に赤ちゃんの場合は脱水症状を起こさないよう注意が必要です。お風呂は熱が下がるまで避けたいですが、お尻をぬるま湯で洗ってあげるのは、OKです。
病気が治っても1〜2ヶ月は体力が落ちていますので、他の病気にかからないよう気をつけてください。予防接種も避けてください。
38.5度以上の高熱が1週間以上続く場合は、合併症が考えられます。必ず受診をしてください。
発疹が出て、せきをしている間は感染力が強いので他の子どもとの接触は避けます。
 【 予防接種 
1歳を過ぎたら、ぜひ受けてください。
予防接種を受ける前に兄弟がはしかにかかったなど、感染の危険がある場合は、発病の予防や症状の軽減を図るため、ガンマグロブリンを注射することがあります



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