伝音性の難聴は、治療をすれば治る可能性があります。外耳道閉鎖や中耳奇形の場合は、多くは片方の耳だけに奇形があることが多いので、骨などの発達をみながら、適切な時期に手術をします。
両方の耳に伝音性難聴があり、手術によって聴力が回復しそうにない場合は、感音性難聴と同様に訓練を行います。
感音性の難聴は、有効な治療法がほとんどありません。片方の耳だけが難聴の場合は、訓練の必要はありません。しかし、両方の耳が難聴の場合は、早く発見して、ろう学校などの専門的な教育機関で難聴訓練を行い、言葉を獲得するために必要な能力を育てる必要があります。難聴の程度に応じて補聴器をつけ、残ったわずかな聴力を補聴器で増幅することによって、世の中にある意味を持った言葉を理解させ、言葉を覚えていく手助けをします。
早い時期に難聴を発見できれば、もっともよい時期から訓練を開始させることができます。3歳ころまでに訓練を始めないと、効果が上がらないことがあるので、なるべく早く発見して早く訓練を開始するのが理想的です。
実際には1才半頃までに開始できれば十分ですが、施設によっては生後1ヶ月でも、難聴があると分かった時点から、補聴器をつける場合もあります。
耳の聞こえがおかしいと思ったら、生後まもなくでもなるべく早く耳鼻科を受診しましょう。小さい赤ちゃんでも脳波による聴力検査をすれば、難聴があるかどうか発見することができます。
1才半にんなっても、言葉がひとつも出なかったら、耳の聞こえが悪そうでなくても一度は聴力の検査を受け、言葉の出ない原因を調べてもらう必要があります。
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