滲出性中耳炎

  【 こんな病気 
8歳以上の子どもに多いです。鼓膜の内側の中耳腔に滲出液がたまっているため、鼓膜の振動が妨げられ、耳の聞こえが悪くなります。急性中耳炎が完全に治りきっていなかったり、鼻の病気やアデノイドがあって耳管の通りが悪くなったときに起きます。
  【 症状 
 耳が聞こえにくくなってから気づくことが多く、痛みはありません。
 滲出液がたまっているため、細菌感染を起こしやすく、急性中耳炎を繰り返しやすくなります。
  【 治療 
 中耳腔にたまった滲出液に比例するように耳の聞こえが悪くなるので、聞こえが悪い場合は滲出液を抜く治療を行います。治療に長い期間かかることが多いです。
 まず、抗生物質や消炎酵素剤などを内服し、滲出液がたまらないようにします。また「耳管通気」という耳管に空気を通して広げ、滲出液が抜けやすくなるための治療を行います。または鼓膜マッサージをして、詰まり感を抜く治療をすることもあります。
 2、3ヶ月間そのような治療をして、滲出液が抜けないようなら鼓膜を切開して滲出液をだします。それと同時に鼓膜ドレーンという小さなチューブを鼓膜に挿入して滲出液がたまらないようにすることもあります。半年から1年、長いときは2年くらい入れ、滲出液がたまりにくくなってからドレーンを抜くと鼓膜はきちんとふさがります。

 アデノイドや鼻の病気が原因になっているときはその治療もあわせて行います。
 一度治っても10才くらいまで何度も繰り返すことがあるので、根気よく治療に受ける必要があります。
 

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