事故の応急処置
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やけどの場所がはっきりとわかる場合
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やけどの場所がわからない場合 |
(ストーブやアイロンに触ったなど) |
(お湯やスープをかぶったなど) |
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水道の水で5分以上冷やす
流水でなるべく長く冷やすことが大切です。あとから赤くなることがあるので、最低でも5分は冷やしてください。 |
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皮膚に直接触れていない上着はゆっくり脱がす
熱湯などはあちこちに飛びやすいのでやけどした場所をとにかく確かめて上着だけをゆっくり脱がします。はさみなどは危ないので使わないで。 |
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下着はつけたままシャワーで水をかける
下着や靴下、おむつなど直接皮膚に触れているものは無理に脱がさずシャワーを5分以上かけて、ほかにやけどがないか全身を確認。 |
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雑菌が入りやすいので何も塗らずに清潔なガーゼを当て病院へ。余計なものを塗ると診察のとき、それを取るのにひと苦労です。
※アロエ軟膏、みそ、バターetcを塗っちゃダメ |
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病院へ行く目安 |
◎広い範囲のやけど
◎顔や、手や指、性器のやけど
◎水泡ができたやけど
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赤ちゃんは体表面積の10%(大人の手のひら2つ)以上をやけどすると、ショックに陥ることがあるので必ず病院へ。手や指の場合はくっついたり、性器の場合は尿がでなくなることもあります。
また、鼻や口の周りのやけどは熱いものを吸い込んで、内部が外見以上にひどくなっていることもあるので必ず診察を。
水疱は破れると病原菌が入りやすいのでつぶさずにそのまま病院へ。 |
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全身にやけど! |
@ おふろに転落 |
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熱いおふろでの事故は生命にかかわるので、ドアに鍵をかけるなど予防を!ふたに乗って遊んでいたら落ちて大やけどなんてこともあるので要注意。 |
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A ぬらしたタオルでくるむ |
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お風呂から抱き上げたら、ママはまず水でぬらしたバスタオルで全身をくるみます。これは体を冷やす効果があります。もし、お湯を飲んでいたら、吐かせます。 |
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B 119番 |
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急いで119番。状況とともに住所、氏名、目印や道順を知らせます。いざというときのためにあらかじめメモを用意しておけば完璧です。 |
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C 毛布でくるむ |
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救急車がくるまでの間は、その間に体が冷えないようにぬれタオルの上からさらに毛布などでくるんで体を保温します。 |
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●低温でも長時間触れればひどいやけどに! |
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何でやけどしたのかはあまり関係せず、低温のものでも長時間触れていると、ひどいやけどになる場合もあるのです。
T度(皮膚が赤くなる)、U度(水疱ができる)、V度(皮膚の深いところまでのやけど、あとでひきつれが残る)とやけどの程度は3段階に分かれ、程度に限らず、冷やすことが第一です。やけどの進行を止めることができます。
また、やけどした部位は細菌に感染しやすい状態になるので、流水で冷やすのが清潔で良いです。 |
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●高温のものに触れたやけどは患部を流水で冷やす |
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アイロンやストーブに触ってしまったという場合は流水の下で冷やし、患部の温度を下げることが先決です。また、みそやバターなどを患部につけることは効果がないうえ、ベタベタして不潔になりやすく、細菌感染も心配になります。病院での診察、治療の妨げになるので、やめましょう。 |
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●熱湯をかぶったときは、無理に服を脱がさない |
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カップめんや味噌汁などの熱湯をかぶったやけどの場合は、肩にかかったお湯が太ももまで流れたなど、思わぬ所にお湯がかかっていることもあります 。
水疱が破れたり、皮膚がズルッとむける危険があるので、靴下やおむつも含め、肌に直接触れているものは決してとらないように。
上着だけを取ってそのままお風呂へ走って!!シャワーを使って服の上から全身に水をかけて冷やします。同時に全身の観察も忘れずに。
親子としてもパニックしていると、刃先でけがをすることがあるので、はさみを使って服を切るのは、避けましょう。 |
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●大きなやけどは総合病院へ |
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ちょっとしたやけどは小児科や皮膚科で大丈夫ですが、ひどい場合は赤ちゃんがショック状態に陥って全身ケアが必要なこともあるので、総合病院で診察を。 |
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